皆さま、こんにちは!晩婚化・少子化対策担当の片山です。私は、産婦人科を開業しています。特に、不妊症の患者様を多く診察させていただいています。その中で、一番の問題は晩婚化により、妊娠率が非常に低下している方が多いという現実です。
性ホルモンが安定し、女性として心身ともに成熟している時期、さらに第二子のことも考えると、初産の適齢期は25歳頃と言われています。また、35歳を過ぎてからの初産は高齢出産と定義されています。
しかし、20〜30歳代の女性医師は医師としての仕事を始め、職場においてもキャリアを重ね、やりがいのあるビジネスライフを送っている最中でもあります。ときには妊娠にとまどうこともあるかもしれません。その時、「仕事か出産のどちらかをあきらめる」のではなく、「なんとかして両立させる」ことを考えてみて下さい。
私も産婦人科医をしながら、2人の子育てをしています。大変なことも多いですが、現在、職場や地域の子育て支援も非常に充実してきています。みんなが子育てを助けてくれる時代になってきています。
女性にとって、妊娠・出産はまさに一大イベント。一人でも多くの女性に、妊娠・出産という幸せを味わってほしいと思います。