近年、医師国家試験の合格者に占める女性の割合は約3分の1となっており、特に産婦人科・小児科については20代の女性医師の割合が半数を上回っているそうです。20代といえば多くの女性が結婚、出産、育児といった大きなライフイベントを迎える時期であり、一時的に職場を離れる事もあるでしょう。同時にキャリア形成に向けて勉強や経験の取得が大事になってくる時期でもあります。いつどのように職場復帰するか、多くの方が悩むのではないでしょうか。
子育ても仕事も、女性の数だけやり方がある。自分らしく育児をし、自分らしく医師という仕事も充実させてほしい、女性医師部はそう思っています。
まずは自分のペースで仕事復帰できるよう計画を立てましょう。復帰前に職場とコミュニケーションを取り、業務内容や勤務時間について相談することが有効です。
高松市の基幹病院では所定外勤務や当直の免除がある病院もあり、香川県医師会ではドクターバンクを設置しており、育児で休暇を取った後の再就業支援を行っています。それらも是非参考にしてみてください。
また、復帰後の育児サポートや家事分担について、パートナーや家族と話し合っておくことも重要なことです。
それでも悩みはその都度出てくることと思います。同じ境遇の女性医師や先輩医師と情報交換したり、励まし合ったり、自分自身のメンタルヘルスも大切にしてください。
様々な支援を活用して、自分にとって最適な復職の仕方をみつけていきましょう。
藤澤 綾
女性医師が生涯働き続けることが出来るのは、医療現場全体にとっても重要です。高松市医師会は妊娠・出産・育児・介護などに伴って女性医師が休職・離職することを防ぐ力になりたいとの思いで、平成27年3月高松市内の主だった病院を対象に医師支援策のアンケート調査を行いました。
アンケート結果をホームページ掲載後、「大きな病院以外の病院の情報を知りたい」「実際に女性医師は何名程度働いていて、それらの制度を利用しているのか」などの声が寄せられました。それらを踏まえ平成28年4月~5月に高松市内の34病院を対象に「病院勤務医に関するアンケート」を実施しました。全病院からの回答を得て、そのうち32病院からはアンケート結果をホームページおよび医師会報に掲載・公開することに関しても承諾を得られましたので、アンケート結果をまとめ、掲載します。これらの情報は男性医師にも役立つのではと考えています。なお、詳しいことは高松市医師会女性医師部までお問い合わせ願います。
最近の医学部における女性の増加に伴い、今後若い女性医師が増加するため今回のアンケートとは主に妊娠・出産・育児を念頭において作成しました。もっとこんな情報が欲しいという意見が有れば、お問い合わせメールで教えて下さると嬉しいです。一緒に高松(香川)の医療を支えていきましょう。